Thatは、「あれは」という意味を表します。
しかし、中学2年生になると、学校の授業で接続詞として使われるthatについて習います。
ここでは、接続詞thatについて説明します。
接続詞thatとは?
まずは、次の文章を見てください。
That is an apple.
「あれは、リンゴです」という意味になります。
Thatは、文の初めに来ていますね。
このように、thatが文の初めに来ると、「あれは、」や「あの~は、」という意味を表します。
しかし、thatの意味はそれだけではありません。
次の文を見てみましょう。
He thinks that I am kind.
このように、thatが文の途中に出てくることがあります。kindは親切という意味です。
「あれは」と訳してみますと、「彼は、あれは、私が親切だと考えている」
???
なんだか意味が分かりませんね。
実は、このthatは「あれは」と訳することが出来ないんです。
このthatは接続詞と呼ばれています。
接続詞thatの訳し方
では、どうやって訳するかというと、thatをカギカッコの初めの部分に直してください。
He thinks 「I am kind.
こんな感じです。
では、このカギカッコはどこで終わるか?
それは、文の終わりの部分です。
He thinks 「I am kind」.
こんな感じになりました。
こうすると、I am kindは「私は親切だ」という意味なので
彼は考える「私は、親切だ」
こんなニュアンスの文になりました。
もっと、自然な日本語に直すと、
彼は、「私が親切だ」と考える
こうなります。
例題
では、次の文はどうでしょうか?
I think that she plays basketball.
これも、文の途中にthatがついています。
そのため、「あれは」と訳さずに、カギカッコに直して訳します。
thatと文の終わりをカギカッコに直します。
I think 「she plays basketball」.
私は考える「彼女はバスケをしている」
つまり、
私は「彼女がバスケをしている」と考える。
になります。
接続詞thatは省略される
この接続詞thatですが、よく省略された形で表されます。
例えば、先ほど出てきたHe thinks that I am kind.は、
He thinks I am kind.
I think that she plays basketball.は、
I think she plays basketball.
と表現されることが多いです。
この場合は、thinkの後にカギカッコを入れてみてください。
もし自然な日本語になりそうだったら、「あっ、thatが省略された形なんだな」と思ってください。
たとえば、I think she plays basketball.だったら、
I think 「 she plays basketball」.
とカギカッコを入れます。
それで、私は思う「彼女はバスケをしている」
で、自然な日本語になりそうなので、接続詞thatが省略されていると判断できます。
まとめ
以上、接続詞thatについて、書いてきました。ここまでをまとめていきます。
thatは文の途中で出てきたら、カギガッコを付ける(つける位置はthatの位置と文末)
thatは省略されることがある。
みなさんもthatを文の途中で見かけたら、この記事を思い出して、カギカッコをつけてみてください。
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