みなさんは、文法で比較級、最上級については完ぺきでしょうか。
心配な方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
この記事では、比較級、最上級について説明します。
比較級
比較級とは
比較級とは、2つの物や人を比べるときに使う表現です。
例えば、「トムは私よりも背が高い」「彼は私よりも重い」などですね。
このように英語で何か2つのものを比べるときは、比較級という表現を使います。
それでは、具体的に比較級の作りかたを見てみましょう。
比較級の作りかた
比較級にすることが出来る単語は、２つだけです。
それは形容詞と副詞といった、状態を表す言葉だけです。
例えば「高い」「低い」「小さい」「大きい」などです。
これらの単語は比較級に直すことが出来て、２つのものを比べる表現が出来ます。
それでは比較級の作りかたですが、主に3つのパターンがあります。
パターン①：後ろにerをつける
パターン②：前にmoreをつける
パターン③：まったく形が変わる
パターン①：erをつける
ほぼすべての形容詞はこのパターンです。
例えばtall(背が高い)は、比較級にするときは、後ろにerをつけてtallerにします。
short(短い)も、後ろにerをつけてshorterにします。
このように後ろにerをつけて比較級に直します。
他にも次のような比較級があります。
| 原級(比較級にする前のもとの形) | 比較級 |
| tall(背が高い) | taller |
| short(短い) | shorter |
| hard(一生懸命) | harder |
| small(小さい) | smaller |
| big(大きい) | bigger※1 |
| happy(うれしい) | happier※2 |
| easy(簡単な) | easier※3 |
| heavy(重い) | heavier※2 |
| old(年上の、古い) | older |
| young(若い) | younger |
| large(広い) | larger※3 |
※1 bigなど、終わりの部分が[短く発音する母音]＋[子音]で終わる場合は、子音を2つ重ねてerを付けます。
※2 happy,heavyなど、終わりがyの形容詞はyをiに変えてerをつけます。
※3 largeなど、終わりがeで終わる形容詞はrをつけます。
パターン②：moreをつける
比較級に直すときに、語尾にerをつけないで、前にmoreをつけるときがあります。
それは「原級が長い単語」と「原級がlyで終わっている単語」の時です。
具体的には以下の表のようになります。
| 原級(比較級にする前のもとの形) | 比較級 |
| important(重要な) | more important |
| intelligent(知的な) | more intelligent |
| useful(役に立つ) | more useful |
| convenient(便利な) | more convenient |
| sadly(悲しいことに) | more sadly |
| friendly(親切な) | more friendly |
| lovely(愛らしい) | more lovely |
パターン③：まったく形が変わる
比較級にする時にパターン①のように語尾にerをつけるだけだったり、パターン②のようにmoreをつけたりする規則もなく、全く形が変わるパターンもあります。
このパターンは覚えるしかないので、しっかり暗記しましょう。
| 原級 | 比較級 |
| good,well(良い) | better |
| bad(悪い) | worse |
| many,much(多くの) | more |
文の作りかた
基本
まずは、次の文を見てみましょう。
Tom is tall.(トムは背が高い)
トムは背が高いことを表しています。
この文に比較の要素を付け足します。つまりただ背が高いだけでなく、私より背が高いということを表した文にします。
その方法を、まずtallをtallerにします。
背が高いことを比較して表していますので、比較級を使います。
Tom is taller.
次に、比べる相手を書きます。
私より背が高いことを言いたいので、ここで比べる相手はI(私)です。
比べる相手を書くときはthan(～よりも)を使います。
Tom is taller than I.(トムは私よりも背が高い)
この時、thanの後は、主格が来ても目的格が来ても、どちらでも大丈夫です。なので、Tom is taller than me.でも問題ありません。
thanの後に比較対象を付けることを覚えておきましょう。
比較級を強めるとき
比較級を強めるときは、強めたい比較級の前にmuch(ずっと)をつけます。
先ほどの例文で「トムは私よりもずっと背が高い」という時には、
Tom is much taller than I.
となります。
比較級をつかった例文
比較級を使った例文は他にもあります。
This house is smaller than that building.(この家はあのビルよりも小さい)
She studied harder than me.(彼女は私よりも一生懸命勉強した)
最後に
いかがでしたでしょうか？
最後に比較級を使う時のポイントをまとめておきます。
比較級に直せるときは、語尾にer、前にmore、形が変わるパターンがある。
比較対象の前にはthanをつける
比較級を強めたいときはmuchを比較級の前につける
これらを使って比較級の文を作ってみてください。
この記事を読んだ皆さんが、英語の学習がうまくいきますように。
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