動詞には自動詞と他動詞があります。
ここでは、その2つの違いとそれに関係する目的語について説明していきます。
目的語とは
目的語というのは、「~を」の部分です。
例えば、以下の例文を見てみましょう。
I have a pen.(私はペンを持っている)
この文は、I haveの後にa penがあります。
日本語に直してみると、I haveは、「私は持っている」なので、a penは、「ペンを」になりますね。
この「ペンを」のように、「~を」にあたる部分を目的語といいます。
この例文ですと、目的語はa penになります。
他にも
I eat a banana.(私はバナナを食べる)
この文の目的語はどこになりますか?
「バナナを」とありますので、このa bananaが目的語になります。
このように文の中で、「~を」にあたる部分を目的語といいます。
他動詞とは
他動詞とは、目的語が一緒につかなければいけない動詞の事をいいます。
例えば、先ほどの例文で出てきたhave(持つ)やeat(食べる)は後ろに目的語をつけなければいけません。
日本語ですと、「俺が持つよ」や「あたしが食べるわ」という風に「~を」の部分を付けなくても、意味が通じるときがあります。
しかし英語では、他動詞を使う場合は、目的語も一緒に使わなければいけません。
他動詞は、haveやeatの他にもたくさんあります。
read(読む)
drive(運転する)
find(探す)
自動詞
他動詞とは反対に、後ろに目的語をつけなくていい動詞を自動詞と呼びます。
次の例文をみてみましょう。
I run.(私は走る)
run(走る)という動詞です。
この動詞は後ろに目的語をつけていません。
つけなくても意味が通じるからです。
このように、目的語を一緒に使わなくてもいい動詞を自動詞と呼びます。
自動詞は他にも、次のような動詞があります。
rain(雨が降る)
fly(飛ぶ)
arrive(到着する)
cry(泣く)
go(行く)
自動詞と他動詞の見分け方
自動詞と他動詞との見分け方ですが、次の方法があります。
・「何を?」と質問して答えが出てくる動詞は他動詞
・「何を?」と質問しても答えが出てこない動詞は自動詞
例えば、eat(食べる)という動詞が自動詞か他動詞か分からないときは、「食べる」と言った後に「何を?」と質問してみましょう。
その後に「パンを」や「ご飯を」と答えが出てくるときは、eatは他動詞ということになります。
run(走る)という動詞が自動詞か他動詞か分からないときは「走る」と言った後に「何を?」と質問してみましょう。
質問しても、答えが出てきませんね。答えが出てこないときは、runは他動詞になります。
ぜひ、自動詞か他動詞かが分からない動詞が出てきたら試してみてください。
まとめ
これまでの内容をまとめると次のようになります。
目的語・・・「~を」にあたる部分
他動詞・・・目的語を必要とする動詞
自動詞・・・目的語を必要としない動詞
自動詞と他動詞の見分け方・・・「何を?」と質問してみる
ここまでの記事を読んでていただき、ありがとうございました。
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