みなさん、英語の学習は順調でしょうか?
この記事では、不定詞と動名詞の使い分けの方法について説明します。
不定詞の名詞的用法も動名詞もどちらも、「~すること」という意味になります。
どういう時に不定詞を使って、どういう時に動名詞をつかうかについて説明します。
不定詞と動名詞の使い分け方
不定詞と動名詞の使い分けですが、基本的にその文で使われている述語動詞によって使い分けます。
述語動詞とは、その文で述語として使われている動詞です。
たとえば、次の文を見てみましょう。
①I like to watch TV.(私はテレビを観ることが好きです)
②I like watching TV.(私はテレビを観ることが好きです)
①の文は不定詞が使われています。
②の文は動名詞が使われています。
この2つですが、なぜ不定詞も動名詞も使えるかと言いますと、述語動詞がlikeだからです。
このように述語動詞に不定詞も動名詞も使えるものもあれば、不定詞か動名詞のどちらかしか使えないもの、また不定詞か動名詞かで意味が異なるものもあります。
以下、その例を挙げていきます。
不定詞のみ使える述語動詞
不定詞のみ使える述語動詞は、以下の通りです。
agree(同意する)
He agreed to buy the car.(彼はその車を買うことに同意した)

hope(望む)
I hope to run fast.(私は早く走る事を望んでいる)

decide(決める・決断する)
They decided to go to the university.(彼らは大学にいくことを決めた)

expect (期待する・つもりである)
I expect to attend the meeting.(私は今日の会議に出席するつもりだ)

pretend(ふりをする)
He pretended to be a customer.(彼は客のふりをした)
動名詞のみ使える述語動詞
動名詞のみ使うことができる述語動詞は次のようなものがあります。
mind(気にする)
Would you mind taking me to the station?(私を駅まで連れて行ってくれませんか?)
enjoy(楽しむ)
They enjoyed singing a song.(彼らは歌を歌うことを楽しんだ)

finish(終える)
I finished studying English.(私は英語を勉強し終えた)
give up(あきらめる)
He gave up studying math.(彼は、数学を勉強することをあきらめた)
practice(練習する)
She practiced playing the piano.(彼女はピアノを弾くことを練習した)
不定詞か動名詞かで、意味が変わってくる述語動詞
また、次の述語動詞は後ろに不定詞がつくか、動名詞がつくかで意味が変わってきます。
forget(不定詞:忘れずに~する・動名詞:~することを忘れる)
Don’t forget to turn off the lights.(電気を消すのを忘れないで)
I forgot bringing my umbrella.(私は自分の傘をもってくるのを忘れた)
stop(不定詞:~するために立ち止まる・動名詞:~することをやめる)
He stopped to read the book.(彼は、本を読むために立ち止まった)
※この場合は、不定詞の副詞的用法になります。
He stopped reading the book.(彼は本をよむことをやめた)
最後に
いかがでしたでしょうか?
不定詞と動名詞は、どちらも「~すること」と訳すことができます。
しかし、述語動詞によって、不定詞か動名詞かどちらをとればいいかが決まってくるときもあります。
英語を学習する際には、その部分も注意しましょう。
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