2024年6月から英検の問題が改訂されるました。
対象となったのは、3級、準2級、2級、準1級、1級。
具体的には、どのように改訂されたのでしょうか。この記事では、英検の改訂の内容などについて説明していきます。
英検の改訂内容
英検の改訂内容は次のようになります。
- 3級と準2級は、筆記試験にE-mail問題が追加
- 2級と準1級、1級は要約問題が追加
それぞれについて詳しく見ていきましょう
3級と準2級の筆記試験にE-mail問題が追加
3級と準2級は筆記試験のライティング問題で英作文だけが出されていました。しかし2024年度からライティング問題は英作文とE-mail問題の2題になりました。
E-mail問題は、問題文がE-mailになっていて、問題のE-mailにお返事を書く問題です。
例えば、3級では、次のような形のE-mailが出されます。
Hi,
Thank you for your e-mail.
I heard that you bought a car last week.I have some questions for you.
What color is the car? And how many people can get on the car?
Your friend,
James.
3級では、解答に以下の条件が付けられています。
- 条件①:下線部の質問に答える事。
- 条件②:以下のお返事のメッセージの( )に入る文を15語~25語で書く事
Hi, James!
Thank you for your e-mail.( )Best wishes.
このように出されます。
3級のE-mail問題の対策として、とにかく過去問や類似問題をたくさん解くことです。それにより書くパターンを頭の中にいれることができますので、本番の試験の時も解きやすくなります。
E-mailの過去問は書店に販売されていますし、英検のホームページにも載っています。また、類似問題も書店に乗っていますし、このサイトでは以下の記事に載せています。ぜひ参考にしてみてください。
2級と準1級、1級は要約問題が追加
2級と準1級、1級は要約問題が加わります。
これは、問題文が長文になっていて、それを要約する問題です。
長文をしっかり理解しないと出来ない問題になりますね。
英検を改訂した背景について
英検は、4技能(聞く、読む、話す、書く)がどのくらい出来るかを測定することが出来ます。
(5級と4級は面接とライティングがないので「聞く力」と「読む力」だけを測定します)
筆記試験によって、読む力と書く力を測定することが出来、リスニングによって聞く力、面接によって話す力を測定することが出来ます。
読む力を問う問題は、英文の穴埋め選択問題や長文の選択問題など、英語が読めなければ解けないような問題になっています。
書く力を問う問題は、質問に対する答えを指定語数で書く問題になっています。記述式の問題なので、スペルや文法などの力が問われます。
これまでの英検の筆記試験は、3級以上は書く力を問う問題の数が他の3つの力(読む・話す・聞く)を問う問題の数に比べて、圧倒的に少ない状態でした。
そこで、バランスを取る為に、ライティングの問題を1題から2題に増やしたそうです。
まとめ
今回、4技能がバランスよくなったことで、英語のライティング力が明確に分かるようになると
思います。
今までの英作文問題は、1題しかない上に、テクニックさえ覚えてしまえば、
それほど英語が出来なくてもある程度書けてしまうのかなという気がしますので。
英作文問題の書き方は、以下の記事を参考にしてください。
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