受動態って何?受動態の内容について解説

中学3年生

みなさんは受動態についてもう習っていますか?

この記事では、受動態の内容や文の書き方などについて解説していきます。

受動態とは

能動態と受動態

まずは、次のイラストを見てみましょう。

左の人をお母さん、右を太郎としましょう。

この絵を文で表すと次のように表すことが出来ます。

A「お母さんが太郎を叱っている」

B「太郎はお母さんに叱られている」

Aは、お母さんが主語になっていて、Bは太郎が主語になっていますね。

主語が違うと文の終わりも違っています

Aは、叱っている、Bは叱られているになっています。

このAのように「〇〇している」と表される文を能動態といいます。

そして、Bのように「〇〇されている」と表される文を受動態といいます。

お母さんが主語の場合は能動態、太郎が主語の場合は受動態となっていますね。

このように能動態になるか受動態になるかは主語によって決まってきます

能動態から受動態となる文は他にもあります。

能動態「たくさんの人々があの鳥をみている」→受動態「あの鳥はたくさんの人々によって見られている」

能動態「多くの人が英語をアメリカで話している」→受動態「英語はアメリカで(多くの人々によって)話されている」

受動態の文の作り方

例えば、次の能動態の文を受動態で書いてみましょう。

She eats lunch.(彼女はお昼ご飯を食べる)

この文を受動態にする時は、まずは主語を決めます。

ここで、ポイントです。

受動態にする主語は、かならず能動態の目的語になります。

上の例文の目的語は、lunchです。

なので、受動態の文はLunchを主語にするため、文頭に持っていきます

そして「食べる」という表現を「食べられる」という表現に変えます。

ここでもうひとつポイントです。

〇〇されるという表現はbe動詞+過去分詞で表します。

eatsの過去分詞はeatenなので、次のように書きます。

Lunch is eaten

最後にその行為を行っている人を書きます。

行為者は能動態の主語のSheです。

これをbyとともに目的格のherに変えて文の終わりに書きます。

Lunch is eaten by her.(お昼ご飯は彼女によって食べられる)

これで受動態の文になりました。

過去形にする時

過去形にする時はbe動詞を過去形にします。

先ほどの文ですとisをwasに変えます。

Lunch was eaten by her.(お昼ご飯は彼女によって食べられました)

また、be動詞がareの場合はwereに変えて過去形に直します。

さらに、能動態と受動態は時制を合わせる必要があります。能動態の文が過去形の時は、受動態は過去形になります。能動態の文が現在形の時は、受動態も現在形になります。

未来形にする時

未来形にする時は、助動詞willを主語とbe動詞の間に置きます。

そして、willの後のbe動詞は原型のbeに尚しまっす。

これも先ほどの文を使って、未来形に直してみましょう。

Lunch will be eaten by her.(お昼ご飯は彼女によって食べられるでしょう)

否定文・疑問文にする時

否定文と疑問文の作り方は、be動詞の文と同様になります。

否定文の時はbe動詞の後にnotをつけます。

疑問文の時はbe動詞を文頭に置きます。

また、疑問文に対して答える方法も、be動詞の文と同じになります。

先ほどの文を否定文と疑問文にすると次のようになります。

否定文:The lunch is not eaten by her.(そのお昼ご飯は彼女によって食べられません)

疑問文:Is the lunch eaten by her? (そのお昼ご飯は彼女によって食べられますか)

-Yes,it is.(はい、そうです)

No,it isn’t.(いいえ、違います)

能動態で目的語が2つある場合

第4文型(SVOO)のように能動態で目的語が2つある時があります。

そのような場合、受動態は2通りの書き方が出来ます。

例えば、次の例文を見てみましょう。

She give me the letter.(彼女は私に手紙を渡した)

she give me the letter

この文の目的語は人であるmeと、物であるthe letterです。

なので、受動態にする時はmeが主語になるパターンとthe letterが主語になるパターンがあります。

①me(人)が主語になる場合

I was given the letter by her.(私は彼女から手紙をもらった)

②The letter(物)が主語になる場合

The letter was given to me by her.(その手紙は彼女によって私に渡された)

②の文は、物が主語になる場合は、過去分詞の後にtoが入ります。

第4文型を取る動詞でmakeやcook等、前置詞でforを使う場合は目的語の人を主語にすることは、できません。

例えば、能動態で次の文を受動態にするとします。

She made me a dinner.(彼女は私に料理を作った)

この場合、受動態にすると、

A dinner was made for me by her.(夕食は彼女によって私につくられた)

となります。

I was made a dinner by her.(人を主語にすることは出来ません)

最後に

いかがでしたでしょうか?

受動態が書けるようになると、生物でないものを主語とした文だったり、色々な英語の文が書けるようになります。

書ける文の幅が広がるので、ぜひ受動態はマスターしましょう。

この記事を読んだ皆さんが英語の学習でうまくいきますように。

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